メンタルヘラクレス〜12の錠剤〜

気持ちを整理して記録します

ツイッター絵描きのいいねバイアスは才能を潰す

絵が上手く描けなくなりました。簡単な絵も、ペン入れの時点で上手くいかなくなってしまいます。骨を描いては消して、描いては消してを繰り返しています。

上手く描けないのはきっと理想と実力の解離なのですが、ツイッターのつながりのいいねに一喜一憂することになって疲れを感じるようになってしまったのが原因だと思います。

いい絵とはなんなのか、すごく考えてしまって自分の描きたいものがわからなくなってきて、迷ってしまいます。

これを描けば人気になる!というツイッター絵描きの法則のようなものがあって、わかってはきたけれど、そのために人気なものを発信するのは如何か、と思います。自分の絵でも、好かれている傾向の絵とそうでないものがはっきりしています。でもまず、そういう即物的な、一瞬で消費されるようなコンテンツばかり作っていたらいい絵を描こうと頑張る人は減っていき、全体の絵の質が落ちていくのではないかと思って、正直怖いです。

しかしいいねをもらうことは快感であり、私は絵を通じてコミュニケーションを取りたいと思っているのでインプレッションは重要な存在です。本当に自分が好きな要素を詰め込んだ作品というのは意外とウケが悪い、ということは知っていても、いいねの数だけ正しいものを描けた証拠だと思ってしまうので、厄介です。うだつの上がらない底辺絵描きだからそう思うんですけどね。

とにかく、自分が文句言わせないほど上手く描けるようになれば実力で人気者になれるのは自明ですが、もうそんなくだらないことに一喜一憂して努力がうまくできなくなりました。